シベリアン・ハスキーSiberian Husky

シベリアン・ハスキー
犬種 シベリアン・ハスキー
英語表記 Siberian Husky
サイズ 大型犬
体高 オス:55~63cm / メス:51~60cm
体重 オス:16~27kg / メス:16~27kg
平均寿命 11歳前後

シベリアン・ハスキーの特徴

オオカミのような顔の模様、くっきりとして印象の強い瞳が特徴で、均整の取れた体躯をしています。柔らかで滑らかな毛質をしており、立ち耳で巻き尾です。毛色は黒から純白まで様々な色が認められています。ブラック、ブラック&ホワイト、グレー、シルバー&ホワイトなどがよく見られます。日本では『動物のお医者さん』(著:佐々木倫子)という少女漫画をきっかけに一般家庭においても人気が高まりました。

シベリアン・ハスキーの性格

精悍な顔立ちからは想像もつかないほど甘えん坊でフレンドリーな性格です。陽気で社交的ですが、穏やかで利口なため家庭犬として高い適性を持っています。攻撃的ではありませんが活発で力も強いので、飼い主のコントロールが重要です。飼い主をリーダーと教え込み、主従関係を明確にすることが大切です。優秀な資質を持ち合わせていますが、初心者にはしつけがやや難しい犬種と言えます。

シベリアン・ハスキーの飼い方

ダブルコートであり毛量が多いため、換毛期には毎日のブラッシングが必要です。トリミングの必要はほぼ無く、体臭も薄いので月1、2回程度のシャンプーで十分です。非常に体力があり動くことが大好きです。毎日1~2時間の散歩などで十分な運動量を確保しましょう。定期的にドッグランに連れて行き、思いっきり走らせてあげるとより喜んでくれるでしょう。シベリアやアラスカなどの寒冷地で活躍した犬であり、寒さには耐性のある犬種です。一方で暑さには非常に弱いので、夏場の外出は涼しい時間帯に行い、室内ではエアコンを活用し室温管理に気を付けましょう。

シベリアン・ハスキーの歴史・起源・生態

世界には700~800ほどの犬種があり、これらは国際畜犬連盟(FCI)により10のグループに分類されます。シベリアン・ハスキーはグループ5(原始的な犬・スピッツ)に分類され、とんがり耳にとんがりマズルを共通して持つことが特徴です。原産国はアメリカ合衆国です。北極点近くの高緯度地方にいるエスキモー犬の一種です。アラスカン・マラミュートサモエドと近親関係にあり非常に古い犬種と考えられていますが、詳細は明らかになっていません。夏にはボートを引き、冬にはそりを引く犬として活躍していました。遠吠えする声がしわがれておりハスキーに聞こえることから命名されました。

シベリアン・ハスキーの気を付けたい病気

緑内障、股関節形成不全、白内障

シベリアン・ハスキーの一口メモ

シベリアン・ハスキーの子犬の相場価格は2022年現在35万円~になります。シベリアンハスキーはミックス犬の親種としても活躍しています。特にシベリアンハスキー×ポメラニアンの「ポンスキー」はミックス犬の中でも人気上位です。両犬種の良い性質を引き継ぎ、賢く従順で、愛嬌があり甘えん坊な子になります。見た目もまるでハスキーの色味をしたきつねのようで、大変可愛くなります。ポンスキーはアメリカを中心に繁殖されているので、お迎えしたい場合には国内だけではなく国外ブリーダーから探してみるのも良いかもしれません。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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