ティーカップ・プードルTeacup Poodle

ティーカップ・プードル
犬種 ティーカップ・プードル
英語表記 Teacup Poodle
サイズ 超小型犬
体高 オス:20~25cm / メス:20~25cm
体重 オス:~2kg / メス:~2kg
平均寿命 12歳前後

ティーカップ・プードルの特徴

ジャパンケンネルクラブ(JKC)公認の犬種ではなく、「トイ・プードル」として登録される犬種です。一般に、プードルの中で最も小さい犬種であるトイ・プードルよりさらに小型化されたプードルを指します。外貌はトイ・プードルとほぼ同一の超小型犬です。

ティーカップ・プードルの性格

明るく温厚で、活動的です。プードルは小さくなるほど甘えん坊になると言われており、公認サイズである「トイ」よりもさらに小さなティーカップ・プードルは、飼い主への依存心がとりわけ強く、やや神経質な面も持ち合わせていると言えるでしょう。

ティーカップ・プードルの飼い方

毛質が柔らかく毛玉になりやすいため、毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必須です。運動は室内で遊ぶだけでも足りますが、軽い散歩に連れて行くことで気分転換や社会勉強になるでしょう。また、家具の狭い隙間や自力で出られなくなりそうな場所、危ない場所にはあらかじめ仕切りを設置することで思わぬ事故を予防することができます。

ティーカップ・プードルの歴史・起源・生態

世界には700~800ほどの犬種があり、これらは国際畜犬連盟(FCI)により10のグループに分類されます。ティーカップ・プードルはグループ9(愛玩犬)に分類され、家庭犬として愛玩を目的に飼育されている犬種です。原産国はフランスです。フランス語の「caniche(プードル)」は、牝のアヒルを意味するフランス語の「cane」に由来しており、水辺で鳥猟していた犬が祖先だと言われています。ティーカップ・プードルは作出されるようになってから十数年しか経っておらず、極端な小型化や遺伝病の影響など、明らかになっていない部分が多い犬種です。

ティーカップ・プードルの気を付けたい病気

クッシング症候群、骨折、膝蓋骨脱臼、外耳炎、免疫介在性溶血性貧血、てんかん

ティーカップ・プードルの一口メモ

ティーカップ・プードルの子犬の相場価格は2022年現在50万円~です。作出されて歴史の浅い犬種ですから、遺伝疾患などの情報もまだ少なく、虚弱体質な子も存在します。要求される運動量も少なく、手入れも簡便な犬種ですが、他サイズのプードルよりも病気になりやすいことも多いようです。可愛さだけに注目するのではなく、犬種特有のリスクもしっかり把握してからお迎えするようにしましょう。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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