フレンチ・ブルドッグFrench Bulldog

フレンチ・ブルドッグ
犬種 フレンチ・ブルドッグ
英語表記 French Bulldog
サイズ 中型犬
体高 オス:28~32cm / メス:26~31cm
体重 オス:8~14kg / メス:8~14kg
平均寿命 11歳前後

フレンチ・ブルドッグの特徴

柔らかく短い毛を持ち、コウモリ耳と呼ばれるピンと立った大きな耳、くるんと巻いた螺旋尾をしています。小型ですが筋肉質で力強く、骨格がしっかりとしており、全体的にコンパクトにまとまっています。毛色の種類は、フォーン(金色がかった単色)、ブリンドル(主とする地色に差し色が虎の縞模様のように入るパターン柄)、それぞれの毛色にホワイトの斑が含まれているものなどが存在します。現在、飼育頭数をぐんぐんと伸ばし、人気犬種となっています。

フレンチ・ブルドッグの性格

社交的で陽気、活発、遊び好きなため子供がいる家庭でも良い遊び相手となってくれます。外見に反して、寂しがりやで独占欲が強く、愛情深いので常に家族と寄り添うことを望み、留守番を嫌います。賢いためしつけは簡単ですが、繊細な性格をしているので体罰や過度に叱ることは避けましょう。頑固な面もありますが、褒めつつ根気よく付き合っていくことが必要です。

フレンチ・ブルドッグの飼い方

換毛期の抜け毛が多いため、小まめなブラッシングが必要です。肌が弱く、皮膚炎やアレルギーなどを起こす場合もあるので、かたく絞ったタオルで顔のシワなど汚れが溜まりやすい部分は特に丁寧に清拭してあげましょう。体温調節が苦手で、とりわけ暑さに非常に弱い犬種です。散歩や外出は涼しく過ごしやすい時間帯に行うようにしましょう。室内にいる間もエアコンを活用して、熱中症を予防して快適に過ごせるように工夫してあげましょう。朝夕20分程度の散歩の他、室内でたくさん遊ぶことで運動量は十分足ります。

フレンチ・ブルドッグの歴史・起源・生態

世界には700~800ほどの犬種があり、これらは国際畜犬連盟(FCI)により10のグループに分類されます。フレンチ・ブルドッグはグループ9(愛玩犬)に分類され、家庭犬として愛玩を目的に飼育されている犬種です。フランスが原産国であり、1880年年代に作出され、そのユニークな外見が上流社会や芸術家の世界で受け入れられたことで、一躍人気犬種として広まりました。

フレンチ・ブルドッグの気を付けたい病気

角膜炎、股関節形成不全、眼瞼内反症・外反症、熱中症、膿皮症、短頭種気道症候群

フレンチ・ブルドッグの一口メモ

フレンチ・ブルドッグの子犬の相場価格は2022年現在40万円~になります。フレンチ・ブルドッグは短毛種であり、体温調節が苦手なため、服を着用することの多い犬種です。寒さから守るためだけでなく、夏の暑い時期にも直射日光や照り返しから守るために薄い生地の服を着せていると体調不良を未然に防ぐことが出来るでしょう。服を着せる飼い主が多いだけあって、フレンチ・ブルドッグ服専門のブランドや、自作用の型紙なども豊富に存在します。愛犬の健康のため、そしてより一層の魅力を引き出すために、どんな服を着せるかについて悩む時間もフレンチ・ブルドッグを飼う楽しみの一つと言えるでしょう。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

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