ビーグルBeagle

ビーグル
犬種 ビーグル
英語表記 Beagle
サイズ 中型犬
体高 オス:33~40cm / メス:33~40cm
体重 オス:7~10kg / メス:7~10kg
平均寿命 13歳前後

ビーグルの特徴

キャラクター「スヌーピー」のモデルとして有名な犬種です。小型ながらも筋肉質で、頑丈な体をしています。大きな垂れ耳、と真っすぐに立ち上がったフラッグポール・テールが特徴です。嗅覚ハウンド(獣猟犬)であり、非常に優れた嗅覚を持ちます。被毛は硬く短毛ですが、密生しているダブルコートです。毛色はホワイト、ブラック、褐色を組み合わせたハウンドカラーが一般的で、他にはレモンホワイトなども存在します。

ビーグルの性格

明るく大胆で元気いっぱいな性格です。社会性に優れ、人見知りをしないため、家族以外の人間や動物とも仲良くなれます。嗅覚に特に優れた嗅覚ハウンド(獣猟犬)であり、動くものを追いかけたがる習性があります。そのため噛み癖が付きやすいですが、本来利口なため根気強くしつけることでコントロールが可能です。長時間一人きりで過ごすのは苦手なので、一緒にいる時間を十分確保してあげたり、子犬の頃から徐々に時間を伸ばして留守番のトレーニングをしておくと良いでしょう。

ビーグルの飼い方

短毛ですがダブルコートなので、換毛期には毎日の丁寧なブラッシングが必要です。垂れ耳のため耳の中が蒸れやすく、病気になりやすいので、耳掃除や状態の確認を行うよう心がけましょう。活発で運動不足がストレスに直結するため、毎日30~60分程度の散歩を行い、定期的にドッグランに連れていきましょう。室内では優れた嗅覚を生かし、オモチャやおやつを隠し、探させるといった遊びで探索欲求を満たす工夫も大切です。家具やおもちゃを噛んで破壊することが多いので、電気のコード類や傷つけたくない家具には保護カバーや噛み防止の塗布剤を使用したり、誤飲を避けるため壊れたオモチャなどは気付いたらすぐに回収するようにしましょう。

ビーグルの歴史・起源・生態

世界には700~800ほどの犬種があり、これらは国際畜犬連盟(FCI)により10のグループに分類されます。ビーグルはグループ6(嗅覚ハウンド)に分類され、大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う犬種です。原産国はイギリスです。ハウンドの中でも特に小型ですが、古い歴史を持っています。祖先は紀元前のギリシャでウサギ狩りに用いられていました。エリザベス1世の頃のイギリスにはこのタイプのハウンドが大小2種類存在しており、このうち小型の方をビーグルと呼び、猟犬として利用していました。ビーグルの語源には諸説ありますが、フランス語で「小さい」を意味する言葉に由来するとも言われています。

ビーグルの気を付けたい病気

外耳炎、股関節形成不全、緑内障、椎間板ヘルニア

ビーグルの一口メモ

ビーグルの子犬の相場価格は2022年現在35万円~になります。世界一有名なビーグル犬としてキャラクター「スヌーピー」が挙がることが多いですが、実際にはあの特徴的な白黒カラーのビーグルというのは存在しません。というのも、作中ではスヌーピーをビーグルと明言していますが、実際にモデルとなったのは雑種犬だったからというのが理由のようです。スヌーピーは小説を書いたりパイロットになったり楽器を演奏したりと何でもこなすスーパードッグですが、使役犬としても活躍するほど賢いビーグル犬としての特徴はそういった多くの特技に反映されているのかもしれませんね。ビーグルはミックス犬の親種になることもあり、特にビーグル×チワワの「チワグル」は人気があります。

獣医師監修

本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。

この記事の執筆者 / 監修者

獣医師もも
獣医師もも
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。

獣医師ももブログはこちら>>
獣医師もものX(旧Twitter)はこちら>>

ビーグル関連動画・記事

もっと見る

目次