栃木県鹿沼市にある「犬カフェ Maera(まいら)」は、医療・福祉・教育の現場で活動するセラピードッグと触れ合える、少し珍しいタイプの犬カフェです。
カフェはアニマルセラピー活動の拠点としても機能しており、来店者が犬と触れ合う体験を通じて、セラピー活動を身近に感じられる場所になっています。
約1,000㎡の敷地にはドッグランもあり、カフェでゆっくり過ごしながら犬たちとの時間を楽しめます。地域に根ざした交流の場として親しまれ、2026年には開設12周年を迎えました。
一般的な犬カフェとは違う「アニマルセラピー拠点」

近年、大型犬と触れ合える犬カフェなどが人気を集めていますが、Maeraの特徴はセラピードッグに会えることです。
カフェで来店者を迎える犬たちは、病院や福祉施設、教育機関などで実際に活動している犬たち。特別な訓練を受け、人と穏やかに関われる犬たちです。
そのため、犬に慣れていない人や小さな子ども、高齢者でも安心して触れ合うことができます。犬と人が無理なく関われる環境を大切にしながら、日常の中でアニマルセラピーを体験できる場所として運営されています。
医療・福祉・教育の現場で活躍するセラピードッグ

NPO法人とちぎアニマルセラピー協会では、セラピードッグとともにさまざまな社会活動を行っています。主な活動は以下のとおりです。
- 国立病院機構 宇都宮病院でのアニマルセラピー
- 栃木刑務所(女子刑務所)での慰問活動
- 高齢者・障がい者施設での動物介在活動
- 不登校児のための居場所づくり
こうした活動の拠点のひとつが、犬カフェ Maeraです。カフェを訪れること自体が、セラピードッグの育成や訪問活動を支える仕組みになっています。
子どもが犬に本を読む「読書犬活動」

Maeraの活動の中でも注目を集めているのが、「読書犬活動」です。
これは、子どもが犬に本を読み聞かせる取り組みです。犬は評価や指摘をしないため、子どもが緊張せずに声に出して読めるのが特徴。読書への意欲や自己肯定感、人前で話す自信を育む効果が期待されています。
NHK宇都宮やBS-TBSの番組でも取り上げられており、現在は大学の研究者と連携して、その効果を科学的に検証する研究も準備が進められています。
ふれあい料なし、寄付で支える犬カフェ
Maeraでは、一般的な動物カフェのような「ふれあい料金」は設定されていません。できるだけ多くの人にアニマルセラピーを体験してもらいたいという考えから、気軽に利用できる仕組みを大切にしています。
その代わり、来店者にはセラピードッグ育成協力金などへの寄付が呼びかけられています。寄付はセラピードッグの育成や医療・福祉施設への訪問活動、読書犬活動、ボランティア育成などの資金として活用されています。
犬カフェ Maera 施設概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | Cafe Maera(犬カフェ まいら) |
| 住所 | 栃木県鹿沼市日吉町846 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00(最終入店17:00) |
| 定休日 | 月曜日・火曜日(祝日の場合は営業) |
| アクセス | JR鹿沼駅・東武新鹿沼駅からバス「三軒店」下車 徒歩約1分/東北自動車道 鹿沼ICから車で約15分 |
| 電話番号 | 0289-60-6055 |
犬同伴での利用も可能です。
犬カフェ Maeraは、犬と触れ合える場所であると同時に、アニマルセラピー活動を支える拠点でもあります。
地域の人々に支えられながら12年を歩んできたこの場所は、これからも犬と人の交流を広げながら、医療・福祉・教育の現場にセラピーの力を届ける活動を続けていく予定です。
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この記事の執筆者 / 監修者

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動物専門・ペット特化のWebライター・ディレクター・デザイナー。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、大手企業で広報や編集校正の仕事を経て、猫専門ペットホテル猫専門ペットホテル・キャッツカールトン横浜代表、動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。
幼少期から犬やリス、うさぎ、鳥、金魚など、さまざまな動物と共に過ごし、現在は4匹の猫たちと暮らしています。デザインと言葉で動物の魅力を発信し、保護活動にもつなげていきたいと思っています。







