ゴールデンレトリバーさんが、
とても悲しそうな声で
飼い主さんに何かを訴えています。
心配した飼い主さんが
様子を見に行ってみると、
犬さんは階段の途中で
困ったように立ち止まっていました。
階段を降りるのが
怖くなってしまったのでしょうか。
でも、よく見てみると、
原因は別にありました。
階段の途中で、
猫さんが気持ちよさそうに眠っていたのです。
犬さんはその先へ進みたいのに、
猫さんを起こしたり、
またいだりすることができず、
「通れないよ〜」と鳴いていたようです。
その声に気づいても、
猫さんはそこから動く気配なし。
「何か問題でも?」
と言いたげなクールな反応です。
犬さんが本気で行こうと思えば、
通れそうにも見えます。
でも、そんなことはせず、
飼い主さんに静かに助けを求める犬さん。
階段で起きた小さな通せんぼに、
やさしさと遠慮がにじむ
ゴールデンさんなのでした。





