プレイマットの上で、
大きな赤いバスケットボール型のおもちゃを
大切そうにお口にくわえている
ゴールデンレトリバーさん。
そのすぐ隣で伏せをしている赤ちゃんが、
「それ貸して〜!」と言わんばかりに
小さな両手を伸ばして
ボールを掴もうとします。
犬さんは「これは譲れないワン」とばかりに
ボールを口から離さず、
しっかりキープ。
赤ちゃんも負けじと、
ボールにお口を寄せたり
手で包み込んだりと
一生懸命アピールします。
しばらく微笑ましい攻防戦が続きますが…
赤ちゃんが一生懸命に
手を伸ばす姿を見つめていた犬さん、
ふっと力を抜いてお口を開けると、
大切にしていたボールを
そっと赤ちゃんに譲ってあげました。
ボールを手に入れて
夢中でハムハム遊び始める赤ちゃんを、
犬さんは温かい眼差しで見守ります。
「先輩だから、貸してあげる!」
自分の大好きなおもちゃでも、
小さなお友達のためなら……
そんなお利口で温かい犬さんに、
心がじんわり癒やされるのでした。





