飼い主さんが「お茶を淹れるね」と
準備を始めたときのこと。
その様子を、空気清浄機の陰から
じーっと見つめている
ゴールデンレトリバーさんがいます。
お茶の準備のはずなのに、
犬さんの表情はどこか疑いモード。
視線の先にあるのは、飼い主さんの手元です。
どうやら犬さんは、紅茶だけではなく、
何か袋を持っていることに
気づいてしまったようです。
カサッと聞こえた
小さな音も聞き逃しません。
「紅茶って言ったよね……?」
そんな声が聞こえてきそうなほど、
じっとりとした視線で
様子をうかがっています。
お茶だけなら落ち着いていられるけれど、
おやつの気配がするなら話は別。
空気清浄機の陰から
そっと顔をのぞかせながら、
飼い主さんの動きを
しっかりチェックしています。
期待しているような、
疑っているような、
なんとも言えないお顔。
ひとりだけ美味しいものを
食べようとしていないか、
確認せずにはいられないようです。
小さな袋の音にも反応してしまう、
ゴールデンさんの鋭いおやつセンサー。
飼い主さんの手元を見逃さない、
クスッと可愛い仕草なのでした。





