お昼寝しようかな〜と
小走りでベッドに向かってきた
ゴールデンレトリバーさん。
けれど、そこにはすでに先客が。
お気に入りのふかふかベッドの真ん中には、
なんとたくさんの子猫さんたちが
気持ちよさそうにお昼寝中でした。
「えっ…ぼくのベッド……?」
そんな声が聞こえてきそうなくらい、
わかりやすくオロオロする犬さん。
右に行こうか、左に行こうか、
ちょっとだけ鼻先を近づけてみたり。
でも、眠っている子猫さんたちは
まったく起きる気配がありません。
体の大きい犬さんなら、
少し動くだけで場所を空けさせることもできるはず。
けれど、犬さんが選んだのは
とっても優しい方法でした。
ベッドの端にそっと顎をのせて、
ちょこっとだけスペースを分けてもらう。
そしてそのまま、
子猫たちの隣で静かに目を閉じるのです。
その穏やかな寝顔は、
「ここでいいんだよ」と言っているよう。
優しさと包容力にあふれた光景に、
見ているこちらまであたたかい気持ちになりますね。